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動画や写真で 本物を知ってもらえる効果を実感

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動画や写真で 本物を知ってもらえる効果を実感
相談役 鶴田泰広様、鶴田法子様

つるた株式会社 相談役 鶴田泰広様
鶴田法子様

《制作物》
コーポレートサイト
https://www.tsurutatategu.co.jp/
 
サイトデザイン

明治41年、指物師の初代が創業。戦中の困難を乗り越え、木の〝たてぐ〟を愛する職人たちが、110余年もの間、伝統の技と美を伝承し、歴史を紡いできた『つるた株式会社』様。

一般住宅だけでなく、浜松市秋野不矩美術館、浜松磐田信用金庫上島支店など、多数の施設の木製建具を設計・製作・施工した実績を持っています。伝統的な建具はもちろん、高気密・高断熱木製サッシや木製自動ドアなど時代のニーズに合った木製建具の設計・製作・施工も手掛け、日本の伝統技術の真骨頂である機能美を伝え続けながら、さらに魅力ある、オンリーワンの〝たてぐ〟とサービスを提供しています。

この魅力ともっと多くの方に発信していこうと、2015年にMPさんにご協力いただきホームページを開設。さらに2020年、浜松商工会議所がバックアップし、補助金を利用してリニューアル。トップページに職人の手仕事の動画をアップするなど、ホームページからでも本物を感じ取って欲しいと、「まず魅せる」ことを意識しました。その結果、 閲覧数だけでなく、深く読み込んでもらうことにもつながったようで、 職人の仕事に惚れ込んで、「ぜひつるたさんに」という仕事の依頼も増えるなど、 ホームページが決め手となるという効果を実感されているそうです。

そのほかにも、リクルートなどさまざまな効果を感じておられる要因や背景を、代表取締役を引き継ぎ、相談役となった鶴田泰広さんと奥さまの法子さんにうかがいました。

鶴田建具外観

今回、小規模事業者持続化補助金を
有効活用してのリニューアルでした。

MPさんでホームページを制作していただいてから5年。今の時流に合わせていかなければ、効果が薄れていってしまうと感じていました。 そんな時、小規模事業者持続化補助金という制度がホームページのリニューアルに活用できるとうかがい利用させていただきました。


カンナがけ
建具

動画を挿入して、職人の手仕事、
本物を感じてほしいという点に
フォーカスしてのリニューアルでした。
効果を感じていらっしゃるそうですね。

問い合わせが多くなり、全国から来るようになったのが、まず驚きでした。 個人のお客さまが多いのですが、企業様からのご依頼も増えました。 皆さん「すてきな建具だね」とお褒めくださり、こだわりのある方から特にお気に召していただいているように思います。文章より映像の方が目に飛び込んでくる、パッと印象づけられるという狙いで動画を多く挿入しましたが、こんなに効果があるのかと思いました。 MPさんの的確なアドバイスや、さまざまなサポートのおかげだと感謝しています。

鶴田様

効果を体感した施工事例もあったとうかがっています。

リゾートマンションのリフォームで建具を納品したのですが、オーナー様がホームページで施工例や職人の動画の動画を見て、手仕事に惚れ込んでくださったということで実現した仕事でした。首都圏のお客さまでしたので、コロナ禍で現場に行くことができないという状況での受注。 それでもオーナーさまは「できることはこっちで何でもやる」という姿勢で、全面的に協力を申し出てくださいました。 そして、「お宅しかこの仕事はできないと思っている」「つるたさんのプロの仕事を信頼している」とのお言葉もいただき、メールと電話の打ち合わせを重ねながら進行しました。

現場にいけない不安がありながらも、職人たちはオーナー様の協力と熱い信頼に応えるべく、プライドを持って仕事をしてくれたと思います。 無事納品され、大変喜んでいただき、感謝の言葉もいただきました。 私たちも、本当にうれしく、そしてこういった仕事を経験できたことに感謝しかありません。

職人の手仕事、唯一無二のもの、プライドといった部分も含めて、ホームページで本物を感じていただけたから、この仕事に繋がったのだと感じています。 グローバルなお客さまが見てご依頼くださるというスケールの大きさにも、ホームページの力を実感した出来事でした。


SNSとホームページとの連携で、
相乗効果が高まっているそうですね。

若手の職人が、こまめに職人仕事を紹介してくれているんです。写真が趣味で、最初はSNSも趣味の延長として始めたものを公認するという形だったのですが、リニューアルしたホームページとリンクするようになってからフォロワーが増え続けていて、始めた本人もびっくりしているようです(笑)。
職人目線での発信が受けているんじゃないでしょうか。フォロワーが増えたことで、寡黙な職人たちのプライドを見せられる場ができ、自分たちのプロの仕事をもっと見てくれと思うようになったように感じます。そんな周りの空気も感じてでしょうか、彼も一層がんばって写真をアップしてくれています。 これからもっと、相乗効果を実感できる依頼が増えて来ると思います。

パンフレット
工房

サイトリニューアルで
採用効果もあったとのことですが。

女性の職人が誕生したんですよ。
県外の工芸系高校出身の子なのですが、会社見学に来た次の日には「ぜひ、つるたさんで働きたい」と、うちを指名してくれたんです。 とても熱烈なラブコールを受けました(笑)
実は技能五輪全国大会で建具の部に出場するほど優秀な子で、うちからも職人が参加していたんですけど、2年前に私と会って話をしていることも分かりました。 そのときから意識してくれていたようで、SNSをずっとチェックしていたそうです。
そしてホームページを見て、会社のことを親御さんも知ってくださって、安心してくださったということらしいんです。きちんとしたホームページがあることは大事だと、改めて感じました。そして、若い子に響くホームページやSNSが発信できていることも感じることができて、やっぱり時代に沿ってリニューアルしていくかなくてはと、リニューアルして良かったと思いました。

新しいチカラの成長と会社の成長が楽しみですね。

若い職人を育てる責任をひしひしと感じ、こういう子たちがやりがいを持って、安心して働ける環境を作っていきたいと思います。 そのためには、アナログで昔ながらの建具の手法や職人のプライドは伝承しながらも、新しいことにも積極的にチャレンジする柔軟さも必要です。

チャレンジ、始めていますよね?

最近のチャレンジは、地元の素材を使ったオリジナル飛沫防止パネルです。浜松の伝統工芸・真田紐や遠州綿紬と天龍木材を使って、建具の美しさと職人の技、そして浜松の伝統や資源を知っていただければと開発しました。こちらもSNSからの反響が多く、ホームページに問い合わせや注文が殺到しています。
オーダーメイドも可能で、雅楽奏者の方から和の雰囲気のデザインが良いと、ご注文いただきました。 こうやって、いろいろ地元のものとコラボして、地域の資源を見直し、盛り上げるきっかけになれたらうれしいですね。


SNSとの連携が本当にうまくいって、
ファンを増やしていることが分かります。

ファンを増やすことは大事ですね。今は動画の時代だということと、SNSとの連携が非常に効果的だということを、非常に実感しています。これからも伝統をしっかり伝えながらも、時代に合ったチャレンジを続けていきたいと思います。

鶴田建具従業員のみなさん
担当コメント:大橋

2015年に初めてのHPを制作させていただいてから6年がたち、その反応と効果は常々伝え聞いていました。
制作事例から建具にこだわるお客様から直接、ご依頼をいただけるようになったこと、社員さんから様々なアイディアが出て、全社一体となって取り組みことが増えたことなど、その波及効果は様々な形となって表れていました。
最初のHPが、主に会社案内的だったこともあり、もっと木製品の手触り感を伝えたい、職人のお技術を広く知ってほしいとのご要望で、全面リニューアルすることになりました。
カメラマンによるスチールと動画の撮影を取り入れ、トップページに動画を配置したり、職人の方の施工中の画像を多用したデザインを提案させていただきました。