



1995年創業の研磨製品専門メーカー『日翔バフ株式会社』様。
木製・金属研磨用バフのオーダーメイド対応が高評価を得ており、関連資材も含めた提案力で販路を拡大中です。
成長を続ける中、金属研磨需要の高まりと、研磨剤や作業用手袋などの関連資材も含めたトータルな提案を新たな強みとして、全国展開を視野にホームページを開設されました。
浜松商工会議所が推奨するホームページ作成サービス『ウェブサポ』導入後、毎月7〜10件の問い合わせが新規受注に直結するなど効果を実感されています。
検索結果の上位に表示されるようにもなっておられる理由や、ホームページの効果的な活用方法を、専務取締役の田島さまに伺いました。

ホームページを開設された理由を教えていただけますか?
導入したのは1年半ほど前、2023年12月くらいだったと思います。
それまでは、親会社である賀茂塗料のホームページの中にPDFで簡単に掲載している程度で、日翔バフ単体のホームページはありませんでした。
しかし、主力である木製・金属研磨のバフ製品に加え、研磨剤や手袋、エプロンなど周辺資材もトータルで提案できる強みを活かした、販路拡大。さらに需要拡大が見込める金属研磨のバフ製品に注力していくため、地元に限らず新規顧客獲得を目指していくことになり、単体でしっかりと情報発信していく必要性を感じました。
浜松商工会議所が推奨するホームページ作成サービス『ウェブサポ』を導入された理由は?
実は、賀茂塗料もホームページ作成サービス『ウェブサポ』を利用しているんです。
その際、私はホームページ制作から関わり、更新作業などの運用も担当していましたので、『ウェブサポ』に関しては非常に信頼を持っていました。
製作、運用、開設後のサポート、使用感。実際に運用して感じた信頼から、今回もサポートをお願いしました。
ホームページを開設して約1年、効果が現れているそうですね。
大きな効果があります。今までは地元の木工関連の企業さんを中心にお取引があったのですが、ホームページを通じて、今では北海道から沖縄まで、全国各地からお問い合わせやご注文をいただけるようになりました。
実数としては全国から月に7〜10件の問い合わせがあり、例えば、「こんな加工ってできますか?」というような細かな相談も増えていて、私たちの技術や柔軟な対応力を求めてくださる方が全国にいらっしゃることを実感しています。
それに、ただ問い合わせが増えたというだけでなく、すでに定期的な受注につながっている案件も複数あります。
ホームページが新しいお客さまとつながる大きな役割を果たしていると感じています。

検索でも上位に表示されているとのこと。ホームページを持つ方の中には試行錯誤していらっしゃる方も多いと思います。ぜひ効果的なホームページの運用方法をおしえてください。
検索エンジンで「バフ 製造」などのキーワードで上位表示されています。
『ウェブサポ』担当の大橋さんにアドバイスをもらいながら、毎月1〜2回程度、ページの更新や新しい製品の紹介などを継続しています。
よくお問い合わせがある製品を“おすすめ”として紹介することも始めていて、これも検索上位にくる要因の一つになっていると感じます。
それから、Googleアナリティクスの活用も、大橋さんから教えていただきながら活用。
どの地域からのアクセスが多いのか、どんなページが見られているのかが分かり、アクセスが多いエリアを意識した記事作りをするようにしていますね。
検索上位に来る理由としては、一番は定期的な更新を継続すること。そしてホームページからさまざまなデータが読み取れるので、しっかり活用していくことが大事かなと思います。
これも、SEOに配慮した設計とアドバイスというサポート体制のおかげ。『ウェブサポ』ならば、効果的なホームページの運用が可能だと実感しているところです。
製品紹介にも工夫されていると伺いました。
バフ研磨研究所、略して『バフ研』というコンテンツを作って、バフ製品の開発・製造、バフ関連商品の販売、研磨課題に対する改善提案といった、当社の強みを強調したデザインで表現しています。
またお客さまにご協力いただいて実際のご相談解決事例を掲載していることや、気軽にご相談いただけるお問い合わせフォームを設置したことも、問い合わせが増えている要因になっていると感じます。
バフ製品はほぼオーダーメイドなんですよね。
その通りです。当社の強みは“小回りの利く製造対応”です。量産型ではなく、お客さまの細かなご要望に寄り添って、小ロットでも丁寧に対応します。大手メーカーさんでは対応しきれないような柔軟さがあるのが、当社の特徴だと思っています。
本当にさまざまなご提案をいただくので、一緒に成長させていただいているイメージです。お客さまのご要望を伺い、お応えしていく。お客さまの役に立ちたい。私たちの原点がここにあります。

社員の皆さんもホームページの制作に協力的だったそうですね。日翔バフ様のモノづくりの姿勢が現れているなと感じました。
写真撮影や製品情報の提供など、現場の社員も積極的に協力してくれました。そこは本当に、ホームページの出来映えや、当社のことを感じ取っていただけることに、大きく貢献しているのかなと思います。
お客さまの役に立ちたい、喜んでもらいたいという当社の原点に、全員のベクトルが一致しているんですね。そのため、「みんなで協力して良い方向でやりましょう」となっているのだと感じます。
そういった雰囲気でとても協力的だから、私としても非常に仕事がやりやすいです。
今後、ホームページを通じて実現したいことはありますか?
いずれはECサイトの立ち上げも考えています。マンパワーが必要なので、すぐには実現できないかもしれませんが、お問い合わせからご注文までがホームページで完結できれば、お客さまにとっても便利になりますし、当社としても効率化につながると考えています。
また、社内にもっと情報発信できる人材を増やしていきたいですね。製造現場の近くにいる人が発信することで、よりリアルで有益な内容が提供できると考えています。
あとは、『ウェブサポ』を導入している企業とのつながりをサポートしていただけると、もっと地元の企業の活性化になると思いますので、お願いできたらと期待しています。